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設立趣意書

オンブズマン小山町設立趣意書


  私たちの住む町小山町は、霊峰富士の麓にあって、かつては富士紡績に全国から若い働き手が集まり近隣では最も活気に溢れた町でした。1960年代には、旧財閥系をはじめとした大規模開発が進み、豊かな自然環境に親しもうという主に首都圏からの来客で賑わってきました。
 一方で、わが国が抱える課題の少子高齢化の波に小山町も襲われ、人口問題の研究機関から消滅可能性都市と位置付けられました。
こうしたことから小山町行政は、人口増対策を最重要テーマとして各種施策、事業を展開してきました。2010年代からは、100万都市かと見紛う大規模開発を制度設計が未熟なままに着手し、また順守すべき法令も無視して行政を進めることが常態化してしまいました。小山町役場は、町民の福祉向上という行政の本分を忘れ、外部からの見てくれ行政に終始し、当然の結果として、最大の経費をかけて最小の効果しか生まない或いは町民に莫大な損失をもたらすモノや仕組みを作ってきてしまいました。
 深刻なのは、町民無視の違法・不正行政を、小山町役場が顧みることをしないことです。
 町民をごまかした工業団地のごみ処理問題、目的もあいまいなまま作った交流センター問題、公共性もなく赤字垂れ流しのバイオマス発電問題、公正な議論が見えない新消防署の建設問題など、税金を収入する側には問題を解決する意欲も能力も期待できません。
 今の小山町に必要なのは、税金を納める立場から小山町行政を監視することだと考え、「オンブズマン小山町」を立ち上げることとしました。
 オンブズンマンとは、町民の代理人として町政の問題点を明らかにし、行政の是正・正常化を目指すものです。静岡県内では静岡市と函南町にあります。「全国市民オンブズマン連絡会議」があり、地方公共団体(市・町)等の不正・不当な行為を監視し、これを是正することを目的に情報交換、共同研究をする団体がありますので、我々もここに加盟します。
 しかし行政の監視には様々な知識、経験が必要になりますので、大勢の町民の皆さんの参加が必要になります。
 小山町が住みよい街になるように一緒に活動しませんか。

令和3年6月吉日
「オンブズマン小山」 代  表 牧野惠一
           事務局長 岩田和之
           Tel  080-9542-3617

 

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